登山靴は、ハイキングで最も重要な装備です。靴が合っていないと、靴擦れや足首の痛みで山歩きが辛くなります。逆に、自分の足に合った靴を選べると、長時間歩いても疲れにくくなります。量販店で「登山靴」として売られているものの中には、軽いハイキングには向いていても、本格的な山道には不向きなものもあります。

サイズの選び方

登山靴は、普段の靴より0.5〜1cm大きめを選ぶのが基本です。下り坂で足が前にずれるため、つま先に余裕が必要です。試し履きは必ず厚手の靴下を履いた状態で行ってください。かかとをしっかり合わせてから紐を結び、つま先を靴の先端に当てたとき、かかとに指1本分の隙間があるのが目安です。夕方に試し履きをすると、足がむくんだ状態で確認できます。

素材の違い:革とナイロン

登山靴の素材は大きく革とナイロン(合成繊維)に分かれます。革は耐久性が高く、足に馴染むと長く使えますが、重く、慣らしに時間がかかります。ナイロンは軽く、最初から歩きやすいですが、耐久性は革より劣ります。奥多摩の日帰りハイキングには、ナイロン素材のミドルカットシューズが使いやすいです。防水ライナー(ゴアテックスなど)が入っているものを選ぶと、雨の日も安心です。

ソールの硬さと用途

登山靴のソールは、硬いほど岩場での安定性が高くなりますが、歩行時の疲れも増します。奥多摩の一般的なハイキングルートには、中程度の硬さのソールが適しています。ソールのパターン(溝の形)も重要で、深い溝のものは泥道や濡れた岩でのグリップが高くなります。ビブラムソールは信頼性の高いブランドで、多くの登山靴に採用されています。

靴の手入れと寿命

登山靴は使用後に泥を落とし、陰干しで乾燥させてください。革靴は定期的にオイルを塗ることで防水性と柔軟性を保てます。ナイロン靴は防水スプレーを定期的に使用してください。ソールのゴムは使用頻度にもよりますが、5〜10年で劣化します。ソールが剥がれてきたら、登山靴専門の修理店に相談してください。

靴選びに迷ったら、Moss Vault Pathの装備チェックをご利用ください。実際に使っている靴を見ながら、ご自身の足に合ったものを一緒に考えます。ツアーで使っている道具も参考にしてみてください。